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2006年10月11日(水)

企業の社会的責任(CSR)は経営戦略にも有効

耐震偽装や談合、インサイダー取引など企業の不祥事が止むことなく、企業の社会性への信頼が揺らいでいます。

企業の社会的責任(SCR)という言葉が最近よく聞かれるようになりました。

企業の社会的責任(SCR)は、Corporate Social Responsibility"の訳で、頭文字をとってCSRともいいます。

CSRの明確な定義はないようですが、概ね次のように理解されています。

企業活動のプロセスに社会的公正性や環境への配慮などを組み込み、ステイクホルダー(株主、従業員、顧客、環境、コミュニティなど)に対し責任を果たしていくことで、その結果として、経済的・社会的・環境的パフォーマンスの向上を目指します。

わかりやすく言うと、「社会に貢献しているかどうか」ということです。

貢献の視点は、社会・倫理・環境の3つで捉えます。

社会に貢献しているかどうか(狭義的には、ゴミ拾いや清掃などの奉仕活動・・)

倫理的に間違っていない営業活動や広報活動をしているか。

環境に対する配慮が行われているかどうか。

これらの取り組みが、CSRを行っていることになります。


一方、CSRを行っている企業に優先的に投資しようとする考えを、市民の社会的責任投資(SRI/Socially Responsible Investmentの略)といいます。

CSRは企業の自己変革運動であり、市民はSRIを通じて企業の変革を促進する役割を果たします。

企業の社会的責任(CSR)は、社会や倫理、環境だけではなく、経営上の戦略となることを忘れてはいけません。TVのCMや広告で「環境に優しい・・・」という商品たくさん出ていますよね。

これは、まさしく環境を全面に出した販売戦略です。

CSRを競争手段として上手に利用する企業は、発展の可能性が見込まれます。

そのような観点から、CSRを重視する投資の考え方であるSRIは有効であると考えることができます。

したがって、環境に配慮せず、市民に理解されない企業は、資金調達面において過剰な資金調達コストを負わされることになるということです。